更新日:令和3年7月1日

茶園から他作物に転換する際には事前の土壌分析が必要です

 近年、茶園から他作物に転換する事例が見られます。

 茶樹は他作物と異なった特徴(好適土壌pH:4.0-5.0、好アルミニウム性)を有するため、土壌環境も他作物と大きく異なっています。

 茶園転換園で下層(15cm-30cm)のpH矯正が不十分なため、植えた柑橘類の苗木が枯死する事例が確認されています。

 茶園から果樹に転換する際は、茶樹を抜根、整地後、上層とともに下層の土壌化学性の分析に基づきpH矯正等の土壌改良を実施して下さい。

茶園転換園に定植後、枯死したウンシュウミカンの苗木